小児低身長外来
小児低身長外来
お子様の成長には、個人差があるものの、各年齢において一定のパターンがございます。
緩やかに伸びたり・急激に伸びたりすることもあるため、ほかのお子様と比べて身長が低いからといって、直ちに心配する必要はありません。
しかしながら、一定の基準値を下回ると最終的な身長が低くなってしまうことが多く、気付いたときには既に手遅れと行った場合も少なからずございます。
身長を伸ばすことがお子様を育てる目的ではありませんが、適切に治療を行うことで安全に身長を伸ばしてあげられるのであるならば、その可能性を皆様にご提供したいと考えております。
私共のクリニックは、お子様の身長の治療を通して、健康な体と心が育つようにお手伝いすることが目的です。
とびた整形外科・内科クリニック
院長 飛田健治
お子様を持つご両親ならば、お子様の健康や成長が一番気になるものです。その1つに身長が挙げられると思います。
お父様やお母様の身長が高いのに、子どもはいつも一番前という方も沢山おられます。うちの子もいつか背が伸びるだろうと思っていませんか?
身長は伸び悩むことがあっても、伸びすぎることは滅多にありません。決まった曲線に沿って成長していきます。思春期が来ると、平均で男児30cm、女児25cmで身長が止まります。
身長が伸び悩むには、いくつか原因があります。
各ご家庭でできることは、
クリニックでお手伝いできることが成長ホルモン治療です。しかし、より効果的に治療を行うためには、お子様の思春期が来る前に開始する必要があります。
この成長ホルモン治療は魔法の薬ではありません。打てば必ず伸びるわけではないのです。
お子様の身長を伸ばすためには、ご家庭でできることとクリニックでお助けできることの相互作用が絶対必要です。
当クリニックは、成長でお悩みのお子様とご両親と共にその子に合った生活習慣を考えて参ります。
いつか背が伸びるだろう!?と考えておりませんか?
そのいつかは誰にも分かりません。ただ、検査と体の発達状態を見れば成長発達段階のどのステージに到達しているかはお答えできます。
どうぞ、お子様の身長(成長)に疑問・不安を感じたら、悩む前にご来院ください。
クリニックスタッフ一同、心よりお待ちしております。
約70%は身体に異常がない低身長です。
成長ホルモン分泌不全性低身長症は、脳下垂体からの成長ホルモン分泌が低下または欠如した場合に起こる成長障害です。突発性(原因不明)が最も多く、続いては続発性で、遺伝性は極めて稀です。
突発性の場合、出生時はほぼ平均身長で、1歳前後から身長が低めとなり、2歳前後に-2SDを下回り、年を経るごとに平均身長とのさが大きくなるのが特徴です。
続発性のうち、脳下垂体や脳腫瘍などが原因で起こるのが器質性成長ホルモン分泌不全性低身長症です。正常に成長していた子どもが発症時を境に、身長が急に伸びなくなるのが特徴です。
成長曲線を描かない限りこの変化に気づくのは困難です。身長の伸びが悪いと感じたら、成長曲線を描いてみましょう。
甲状腺ホルモンも、成長ホルモン同様に成長に大きな影響を及ぼしています。
甲状腺機能低下症は内服薬で適切に治療できます。
※生まれてきたときに2つの条件を満たす必要があります。
※治療を開始する条件は
骨年齢を同性・同年齢の子どもと比較するためです。
成長にかかわるホルモンの分泌量を調べます。また、内臓の病気がないか全身の状態をチェックします。
成長ホルモンの分泌が低下の可能性がある場合は、成長ホルモン負荷試験を行います。